フリーストップ雲台
先日ジンバル雲台を真似してベニヤ板とアリガタマウントなどを使って作って見ましたが
クイックシューなども必要だったので カメラネジ穴だけで取り付けられる2軸の雲台を作りました
フリーストップにするにはカメラの重心が回転軸ボルトの近くにあれば3軸の普通の
雲台のように締め付けて固定しなくてもどこでもカメラが向けた方向に止まります
今回アリガタマウントの代わりに以前立体写真撮影に使っていた エツミのプレートを使ってみました
このプレートはそれぞれカメラのレンズによって重心の位置がずれるのを縦に動かして取り付けられます

このままではカメラの移動可能量が短いので溝を穴の位置まで長く切って 左端を短く切りました

水準器もつけて水平にパーンしてパノラマ撮影もできるようにしました
コンパクトデジカメもなんでも取り付け可能です

厚さ15ミリのベニヤ板で作ったパーツ

先日紹介した三脚に取り付けます


スプリングワッシャを弱く使って木の摩擦滑り具合がちょうどいいです

カメラ取り付け位置を前後に最初調節しておくだけで どこでもフリーストップです

ここまで仰角がとれます

今まで使っていた3軸の雲台(スリック SH-8N)とこの自作2軸雲台を比較してみます
スリック SH-8Nの重さは995g

自作雲台は全部15ミリ厚のベニヤ板で作ったので軽く652gです 3軸雲台より343gの軽量化

大きさ比較 3軸雲台はカメラを付けると重心が雲台より上になるため必ず締め付けが必要です
このパーン棒があるため既製品のほうが一見コンパクトですが そんなに変わりません

下から見ると

普通三脚は3軸回転ですが 三脚の脚の伸縮で水平にし この雲台ならどのレンズを付けても
コンパクトデジカメでもフリーストップでネジを絞める必要もないので便利かなと作ってみました
ただし縦横回転だけなので斜めや縦の構図はできません