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極軸望遠鏡を自作

今回赤道儀のメーカーさんと数回メールのやりとりをしたおかげで外付け極望の精度がだいたいわかりました
また真北をそんなに意識しなくても今はデジカメが高感度撮影できるから大概5分以内の露出で大丈夫
だと理解できました

「星座写真だと北極星を真ん中にしても大丈夫」ということは もっと簡便な方法で合わせてもいいはずです
実際本体には北極星を覗く穴があいています この視野は約7度くらいでこの真ん中に北極星をいれるだけで
星座写真には充分と云えますが なにしろただの穴だけです

それなら自分でもう少しまともに北極星を真ん中に簡単に入れる方法を考えてみました
この前カメラにビクセンのスポットファインダーを取り付ける実験をしたときに使ったスポットファインダーを
この赤道儀本体に直接くっつけたらどうかなと思ったのです
ネジ穴が2個あります 右のネジ穴より少し斜め下には北極星を見る穴があります
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ベニヤ板でこんなものを作りました これにスポットファインダーを直接取り付けたのです
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このネジ穴にネジで留めようと思ったのです
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留めてみるとこんな具合です
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前から
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真横から 前に出たないのでこれなら撮影中も邪魔になりませんから いつでも北を確認できます
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薄暗い時でないとスポットファインダーの赤い光源が見えませんから薄暗くなって今日軸望遠鏡の
交差点とスポットファインダーの点を調整して位置合わせをしておけばもう大丈夫
今後は極望がなくとも スポットファインダーだけ北極星に合わせればすぐ使えるという機動性が増します
0285810.jpg


どうせここまでするのなら もう一台望遠レンズを使用する時に使える極望をここに取り付ける事にしました
私の工作はすべてベニヤ板です 工作道具はノコや糸鋸ボール盤やすり サンドペーパーです
苦労してファインダーの入る穴をあけ半丸やすりや電池にペーパーを巻いてなるべく丸く丸く穴を開けます
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ファインダーを差し込んでみます ちょっときつめですがなんとか入ります
ファインダーは口径3センチ 倍率6倍の普通のファインダーです 別売りの極望は口径2センチですから
比べると全然明るく良く見えます
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取り付けてみます
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自分で作るのですから真円は出ません隙間だらけですが あとで固定しますからこれでOK
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まずメーカー指定の極望で遠くのアンテナのある建物を中心にいれ
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今回作ったファインダーの中心が同じ位置を指すように指で動かして合わせます
完全には合いませんがメーカーのでも精度はこんなものだから大丈夫です
黄砂がひどくすっきりしない天気が続いています 3cmのファインダーですから明るいです
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ちゃんと合ったら2液混合のエポキシ接着剤で動かないよう固定して完成
0285819.jpg

実際にはまだ使用していませんが 北極星とカシオペア座ε星か北斗七星η星が出ていればその延長線を
想像して少し離れた位置(角度で40分の円を想像して)に北極星を入れれば大体真北になるはずです
これで メーカー指定の極望がなくとも大体真北になるだろうし望遠レンズでの撮影も可能と思えます

最終的にこれに十字線を見る為の照明装置も取り付けてみました
0285820.jpg

この位置なら撮影の邪魔にならないだろうと思います
0285821.jpg

横から見ると
0285822.jpg


極望の精度から考えると歳差補正目盛りはそれほど重要そうと思えませんので今後は
このファインダーを使った自作の極望でさっと素早く撮影にはいれるはずです
試しに反対向きにファインダーが来るよう180度回転させて比べてもそんなにずれていません
本体に密着さえしていれば充分精度があるように感じました

完成した2種類の自作極軸合わせの道具
0285824.jpg

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No title

SWATの極軸望遠鏡、私も正直いって、あまり信用していません。(^^;

というか極望が外付けであるこのタイプのポータブル赤道儀全般、どれも構造上、精度は似たり寄ったりです。
TOAST Pro や PanHead EQ も使用していますが、極望だけで望遠レンズを長時間露出できる精度は出せませんでした。
極軸取り付け面と、赤経軸とが固定できない以上、精度を望むのは困難だと思います。
(赤経軸のどこかに、軸と垂直な取り付け面を工面できれば良いと思いますが…)

ただ、極軸を完璧に合わせたとしても、「ピリオディックモーション」と呼ばれるウォームギアの回転ムラは打ち消すことができません。
ピリオディックモーションの誤差は、ウォーム(ネジ側)1回転で1周期、東西方向に進み遅れする形で現れます。周期はウォームホイール(歯車側)の歯数で決まり、だいたい 86400秒(1日)÷ウォームホイール歯数 で計算できます。
SWAT-350 では210歯ですから、周期は約410秒、すなわち7分弱となります。

SWAT-350 のピリオディックモーションは公称値±7秒角未満であり、これは普通の小型赤道儀と比べても極めて高精度です。
しかし、それでも APS-C 1600万画素の規模のデジカメで長時間露出すると、ピクセル単位で厳密に見れば、焦点距離70mmの中望遠レンズまでしかノータッチガイドできないことになります。

ピリオディックモーションによるズレは、周期の半分、SWAT-350 なら約3分半弱で、最大の長さに達します。
露出時間をこれより短くすれば、より長焦点でもピリオディックモーションの影響を受けにくくなります。
2分弱なら135mm~150mm、50秒程度なら300mm弱の望遠レンズでも、影響を受けなくなります。

また、大気の揺らぎ=星の瞬きの角度分、星像は常に揺れ動いています。
上空にジェット気流がある日本では、この揺らぎが2秒角~10秒角以上あります。
元の星像の揺らぎが大きいと、相対的にピリオディックモーションによる揺らぎが目立ちにくくなります。

これらを全て加味すると、200mm で1分半程度までなら、5割以上程度の割合で、「ピクセル等倍で見てもズレが無い」コマが得られると思います。

更に長時間露出する場合は、
http://homepage2.nifty.com/astec/GS.html
このような小さなガイドシステムを付加し、パソコンから「赤経1軸オートガイド」を行って、ピリオディックモーションをキャンセルする必要があります。

No title

HUQさん コメント有難うございます

極軸望遠鏡自体に芯の偏芯誤差6~8分あるそうです それならと思ってファインダーで常に監視できるようにと
思って作ってみました

HUQさんは 長焦点で撮影するだけあってすごくこだわっていますね 私はあまりこだわらないで
今の機材でやってみます

もう足腰が弱って夜遅くまで起きている体力・気力がないし なるべく楽して数多く撮影したいと思っています

天体写真アルバムの写真どれも素晴らしく 本格的な天文台の望遠鏡で撮ったように思える
すごい写真ばかりで驚きます さすがです
それに愛知県の都会で窓からの撮影と聞くと絶対私にはできない難しい技をお持ちですね

このブログに「ばくばくさんのアルバム」をリンクさせていただきました
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