おおいた遺産
昨日オリンピックで日本の高木選手が2個目の金メダルだ初めて見る面白い競技だった
2月24日に佐伯市の三余館大会議室で講座があり出席した
「おおいた遺産」のホームページが公開されたことで、県南の「おおいた遺産」を保護継承するための
活動に参画してほしいという願いから おおいた遺産活性化委員会が主催した
「おおいた遺産」守り人・県南地域養成講座の受講生募集についてという講座だ

最初のテーマは「臼杵磨崖仏」で大分学研究会の山路康弘氏の話だった

山路氏は石仏・磨崖仏研究の第一人者であり修復もこなす人物である
大分県内には磨崖仏が100箇所もある日本一の県なのである
日本の石仏のほとんどが大分県にあると云ってもいいくらいで 石造りの橋も日本一の数がある
数多くある石仏群 国指定の磨崖仏は8箇所 石仏は独立仏で人で運べるが 磨崖仏は自然の崖に
彫られている 臼杵磨崖仏に「ホキ石仏群」というのがあるが ホキとは崖という意味だそう
臼杵磨崖仏は日本唯一の国宝の磨崖仏郡であり多くが平安時代後期に彫られたものだそうだ
県北の磨崖仏は浅い彫だが 大分以南は立体的で木の仏像のような彫り方だ
これは 阿蘇山の灰が降り積もってできた 柔らかい凝灰岩が多く分布しているからだ

山路氏は修復技術も持たれている 言い伝えはいろいろあるが明確なものがないのがこの磨崖仏で
いつ誰が作ったかは推定であるそうだ 木の仏像は中に作られた年号や作者が分かるものが入っているが
石仏は作者名や年号がないので 当時の木の仏像の顔形から時代を推定できるらしい

2番目のテーマは「鷹鳥屋神社の森」で鷹鳥屋神社宮司の矢野大和氏である

矢野大和氏の話は大変面白い 全国各地から口演依頼が絶えない
本日は 宗教のお話であった
神様として祭っているのは 天皇 神話に出てくる人物 偉人 その3つだそうだ
鷹鳥屋神社はイザナギイザナミを祀っているいる神社だそうだ
矢野大和氏で37代目の宮司ということで歴史があるのだ
残念ながら参加者が少なく おかげでこの面白いお話を真ん前で聞いたのだった
下のCDジャケットの写真数枚は自分が矢野氏に提供したものだ

面白過ぎて みな話は忘れてしまった

ひとつ思い出した
それは死にかけた者が息を吹き返した時「蘇る(ヨミガエル)」というが
古事記の話からきていた
イザナミを亡くしたイザナギが「黄泉国(ヨモツクニ)」死者の葬られる場所 ヨミに行ってから
そこから逃れてきたのが ヨミガエル という言葉になったというお話
蘇ったイザナギが禊払いした結果多くの神が生まれ 左の眼から天照大神(アマテラスオオミカミ)
右の目からツキヨミノミコト 鼻からスサノウノミコトの三柱の神が生まれたという
とにかく 大分県は守るべき自然遺産や史跡も多い 是非私が作っているホームページ
パノラマ風景写真で観光する大分県 をじっくりみてください
大分県の特徴的風景はこちらからお探しください
宇目の椿原祭典は鷹鳥屋神社の祭りである