自動導入の実験




購入したばかりの スカイウォッチャー販売の小型赤道儀「EQM-35Pro」で自動導入が出来るか実験した
高級なポータブル赤道儀を持っていながら この安い10万円以下の中国製の赤道儀にした理由は

600ミリ以上の望遠レンズでは視界が狭く 紙に印刷された星図を広げて目的の天体を撮影するには
かなり時間がかかり 星図と見比べて天体を探すだけで立ったりしゃがんだりでそれを何回も繰り返す
膝が痛く腰も疲れてしまうのだ

しかも暗いので大概1枚撮影するのに数分かけて撮影してみてそれに写っているか 外れているか確認を数回繰り返す
この一番やっかいな作業をコントローラーやパソコンで目的の天体を入れる事が出来るのが自動導入だ
今回一番値段の安い赤道儀を買ってみたのだ 目盛環を使っても計算で出来るがこれが実際には難しい

6月13日やや薄く雲があるが 実験は出来そうなので 午後9時から実験開始した
三脚の手前の脚に取り付けているのがSynScanハンドコントローラーだ
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3個の明るい星でアライメントして コントローラーでM13を指定して導入してみた
ギーと大きな音がしてモーターが回って多分M13の方向を向いた
カメラはEOS6D レンズはシグマ望遠ズーム150-600で600みり 絞り開放の6.3 ISO3200
写っているかどうか確認もせず オートガイドもせずそのまま2分間露出してみた
真ん中ではないが画面の中にM13球状星団が写っていた

続けて撮影してみた 全部で14枚撮影しコンポジットしたのが下の写真
クリックして大きくして見られます
画面内に納まっていたので安心した
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やっぱりノータッチガイドなので星像は若干流れている

次に シリアルUSBケーブルでノートパソコンとつないでパソコンソフト「ステラナビゲーター」を開き
接続後M20で検索しM20を導入した 時刻は午後10時15分だ
1枚撮影してみると 南東の山の上に出たばかりのM20とM8が同じ画面に写っていた

最初のM13の写ったあたりにM20が写っていたので構図を変える為
ハンドコントローラで若干赤道儀を動かして今度は露出を3分にして15枚撮影してみた
あとで見ると雲に隠されたりして駄目なのもあり 8枚だけコンポジット合成した

そのM20とM8が写ったコンポジット写真が下の写真だ
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このときはオートガイドも試そうとM-GENも取り付けて撮影したのだが すっかり忘れていたのが
ポータブル赤道儀は1軸駆動だったが 今度の赤道儀は赤経と赤緯の2軸がモータードライブになる
それを忘れていたので オートガイドは設定ミスで失敗だった でも少し流れているだけで3分間露出で
少しの星像の流れで撮影できたので良い方だ パソコンでもハンドコントローラーでも自動導入出来たのだった

値段は安いが使える赤道儀であった
今後は アライメントをもう少し正確に出来るよう考えよう 今回の撮影実験で問題点も見つかった
オートガイドもそのうち実験する予定だがまたしばらく天気が悪そうだ 次回は梅雨明けを待つ




SynScan の使い方




今回スカイウォッチャーの赤道儀EQM-35 Pro(三脚架台付き)を購入した

マニュアルを理解するため 自分で写真を撮ってこのブログに記述してみる

赤道儀にシグマ望遠ズーム150-600のついたカメラを搭載する
緑色のアリガタプレートは標準付属品でこれを使う
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北に向けてクランプを絞めて置く
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北から見ると
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電源は自分で用意するので 自分は直流12V出力のACアダプターから電源を取る
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12V電源はここに差し込む 右肩に電源ON-OFFボタンがある
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このハンドコントローラーSynScanにつながっている
左右の方向キーは赤経軸 上下の方向キーは赤緯軸を動かす

RATE/2のキーは動くスピードを変える RATE/2を押してすぐ0~9の数字を押して速度を指定できる
7~9は赤道儀を速く動かす 5~6はファインダー内で動かす それ以下はもっとゆっくり動かす
バックラッシュをなるべく減らすため中心に星を入れる場合UP、RIGHTの方向キーで決める
行き過ぎた場合は LEFT、DOWN方向で元に戻しやり直す
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電源をONする
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観測地の経度を数値キーで入力
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緯度も入力 経度と緯度は電源を切っても保存される
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ここではこの設定のままエンター グリニッジより9時間進んでいる事だろう
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観測地の海抜も入力 これも保存される
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観測する日を入力これは毎回設定
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今の時刻を入力 電源を切ると保存されないので日時は毎回設定する事
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サマータイムはいいえで良い
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続いて北極星の位置とかでるがこのままでエンター 自分はあらかじめポールマスターで真北を決めている
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自動導入するためアライメントが必要になる ここでは数字キーの1を押す
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なるべく正確になるように 3個の明るい恒星でスリースターアライメントする
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今昼間なので シリウスなどと出ているが その時間見られる星がでるようだ
見えないとか向けにくい時は選択ボタン▽で別の星を探してアライメント
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少し外れているはずなので中心に目的の星が入るように矢印キーで赤道儀を動かして真ん中にやる
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アライメントが終わったら終了
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もうこれで天体をハンドコントローラーで選んでエンターで自動導入できる 望遠鏡が目的の天体に動いていく
コントローラーの数字4を押すとメシエ天体を導入できる このメシエ番号数値を入れる
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数値7は太陽系の惑星を選択できる
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主な名前の付いた恒星はアルファベット順に並んでいるから これで目的を探すのは大変である
メシエとかNGCとかICとかなら番号だけわかっていれば数値だけなので簡単に目的を決められる
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アカマルと言われたってどの星だったかな?である
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とにかくこのコントローラーに4万個以上の天体位置情報が記憶されている

そこで パソコンの天文シュミレーションソフト 有名な「ステラナビゲータ」などを使って
赤道儀の向きを変える事が出来る
ハンドコントローラーに付属接続ケーブルを接続する
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昔のパソコンにはRS232という端子があったが今は無いのでUSB端子に変換する変換ケーブルを
自分でこれは用意する
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つないだパソコンでステラナビゲータを起動する
リアルタイムで画面が出るように設定して置く
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パソコンの時計も当然合っていないといけない
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望遠鏡コントロールをクリック
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自分の赤道儀の機種を選んで接続
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これで ステラナビゲータで天体を選んで赤道儀をその方向に向けられる
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今望遠鏡が向いている方向が星図の中に印が出る
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オリオン大星雲とか検索して導入で赤道儀を自動的に向ける事が可能になった
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自宅のベランダにEQM-35赤道儀を固定している 屋根裏部屋から望遠鏡コントロールが可能になった
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デジタル時代 パソコン時代になって 本当に便利になった
この技術革新を楽しみたくて 今回値段の安い中国製だが赤道儀を買ってみたのだった 日本製の半額以下である
作りは日本製の赤道儀と比較すれば良くないが とにかく使えるのが面白い

今まで自分は紙に印刷された星図と見比べて天体を探してそれがとても大変な作業だった 今後は楽になる
但し 最初のスリースターアライメントを上手くやる必要がありそうだ

まだオートガイドは成功していない ガイダーだけは取り付けた 今後の勉強だ




アンタレス付近




新しい赤道儀「EQM-35 Pro」を手に入れたので 6月12日午後9時 使い方はまだわからないままに
とりあえず電源を入れて恒星追尾モードで手でクランプを緩めてカメラをアンタレス付近へ向けた
薄雲があるが全体的には晴れていた

カメラは改造済みEOS6Dで レンズはキャノン300ミリF4をF4.5に絞り感度3200
露出は80秒で 30枚ノータッチガイドでどう写るか初めて試してみた
露出1枚が80秒なので30枚でもそんなに時間はかからない9時40分で撮影を終わった

アンタレスが山の上に出たばかりで高度は低いが容易にカメラに入るので 初めての試験撮影をしてみた
ところが薄雲があちこちにありアンタレスなど輝星が滲んでいる
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あまり滲んでない13枚だけをコンポジット合成したのが下の写真である
30枚すべてをコンポジットした写真より13枚だけの方が良かった
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自分が使っている300ミリレンズは昔のレンズでゴーストが出る アンタレスのゴーストが暗黒帯にはっきり出たので
画像ソフトで消した

わずか80秒露出なので 星の流れはほとんどない SWATと同じように写せるので一安心した
そのうち 自動導入やオートガイドにも挑戦してみよう

SynScanコントローラには4万もの天体が登録されているそうだが 2行しか出ない液晶画面では
探しにくいだろう 是非パソコンの天文ソフト「ステラナビゲーター」で画面をクリックして見えない天体を導入できるか
試してみたいのだ

せっかちな性分なので結局昨夜試してみた 昼間は雲一つない青空だったが夕方から薄雲が出たがどうにか実験はできた
まだ写真は見ていない




いて座の散光星雲




5月20日の午前3時少し前目をさました 夜空を見上げてみる 天頂に天の川がはっきり見える

数時間前の午後10時には曇っていて 風も強く今日は天体写真撮影は無理だなと思い眠りについた
それが嘘のように晴れて風も収まり透明な夜空 最近見たことがない美しい星空だった

いて座のM8とM20散光星雲を撮影する事にした
午前3時 慌てて赤道儀にカメラを取り付ける カメラはEOS6D(HKIR改造済)に
レンズはEF300F4レンズを絞り4.5 ISO感度3200 赤道儀SWAT350 ノータッチガイド
撮影開始時刻は午前3時23分 露出は60秒で撮影開始

30枚くらいは撮影できると予想していたが 午前3時50分には空が少し明るくなり撮影中止
26枚だけをステライメージでコンポジット合成したのが下の写真
M8(干潟星雲)を真ん中にしようと思っていたが 慌てていたので少し画面下に写った
M8の上(北)には三烈星雲M20のピンクと青い星雲が写っている

写真をクリックして拡大できます
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枚数は26枚と少ない枚数だが 透明度の良い天気に恵まれ梅雨入り前に
夏の代表の散光星雲を撮影できてラッキーだった
もうしばらくすると梅雨に入るだろう 天体写真は出来なくなる
それにしてもいつの間にか夜明けが早くなっていた




アンタレス付近




M83を撮影した5月10日 もういちどアンタレス付近を撮影してみた
先日は横構図で撮影したが 今回は縦構図で同じアンタレス付近を撮影

赤道儀はSWAT350ノータッチガイド カメラはIR改造済のEOS6D レンズはEF70-200ズーム
焦点距離は135mm 絞りはF3.5 ISO感度3200 
10日の23:12~23:53 60秒露出を40枚撮影しコンポジット合成した

縦構図にしたのでIC4592が画面上部に入り青く輝いている反射星雲を撮影できた
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この付近はいろんな焦点距離で撮影すると面白い場所だ




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